算数の授業「ライフサイクルコストとライフプランニング」①
- 2020.11.9
- 家づくり教室
皆さんこんにちは。松崎工務店の松崎です。
『 家族と一緒に家づくり教室 』 3時限目 算数の授業を始めます。
皆さん、人生の3大支出をご存じでしょうか?
1つ目は、住宅資金
2つ目は、教育資金
3つ目は、老後資金
です。
では、老後の資金はどのくらい必要なのでしょうか?
一般的な夫婦二人の生活費は、1か月あたり27,7万円だそうです。
これを年金で賄えるでしょうか?
年金の種類によって差が出てきます。
60歳から85歳までのかかる資金については、足りなくなる人の方が多いと予測されます。
一般的な夫婦の生涯生活資金について、2,790万円が不足すると言われています。
どうやってこれを賄うのか。
無いものをどうやって捻出するのか。
生活そのもので節約でき、しかも、我慢をしたりするのではなく、
無理なく自然体で賄えるなら、それが一番いいと思いませんか?
そのためにできる節約。
数十年後のためにできる節約について、私どもが提案する、これから先、建てるべき住宅とはどんなものなのか。
家に掛かる費用というと、目に見える部分、「初期費用」の建築費がまず浮かぶと思います。
省エネ性能の高い住宅は、そうではない住宅に比べると建築費は割高です。
しかし、「お金の掛からない家」とはどんなものなのでしょうか。
住み始めてから出てくる、目に見えない部分の費用は必ず存在します。
メンテナンス費、建物の保険料、光熱費、ローン・税金、各種補助金などの「維持管理費」です。
「初期費用」と「維持管理費」をトータルした時に、最終的にどちらが「お金の掛からない家」なのか。
何十年と住む住宅ですから、長い目で見ることが大切です。
特に、メンテナンス費・光熱費を抑えることができれば、生涯にわたり大きな節約になります。
松崎工務店では、お客さまごとに、住まいに掛かる費用が生涯どのくらい必要なのかを、表にしてお渡ししております。
建物の仕様・内容が決まれば、この表が作成できます。
また、水道・光熱費についてもシミュレーションを行い、松崎工務店で家を建てた場合に、年間どのくらい節約ができるのかを算出しています。
この表があることによって、プラスマイナスゼロにするためには、太陽光発電パネルなどでつくるエネルギーの量がどのくらい必要であるかを逆算できます。
つまり、将来にわたって、節約できる家、老後の生活を安心して迎えられる家を建てることができます。
算数の授業②につづきます。